Firefox 40→43で刷新された機能を戻す

Organize Search Engineが秀逸で、これがないとFirefoxを使う意味がないとまで思っていたのだけれど。
更新が途絶えて久しく未署名アドオンのままで、以降のFirefoxのバージョンでの使用が無理そうなので諦めて43にバージョンアップしてみた。

Firefoxのバージョンを上げてみたところ、未署名云々ではなくXMLのパースエラーとかで非対応アドオンになってしまったので完全に諦めざるを得ない状況になってしまったのだけれど、それでも以前のような操作感に戻したかったので色々なんとかしてみた。

旧検索モード(プルダウン式)に戻す

旧仕様では、プルダウンメニューから検索エンジンを選択 > 検索語を入力 > エンターキー(または検索ボタン)で検索。
または検索語を入力 > 検索エンジンを選択 > エンターキー(または検索ボタン)で検索。
…とエンジンを選択するだけでは検索スタートにはならなかったが、新方式では前回の検索語句が残っている状態で先にエンジンを選択してしまうと検索が開始されてしまう。これでは非常に使い難いので旧仕様に戻す。

これは以前は "about:config" で "browser.preferences.inContent" をfalseにした上で Organize Search Engineを使っていたのだけれど、Firefox43から(?)このコンフィグが削除されてしまったらしく使えなくなってしまったので Classic Theme Restorer を使って以前の状態に戻すことにした。

Classic Theme Restorer の設定 (Old Search)

General UI (1) > Old Search のチェックボックスにチェックを入れる。
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ついでに検索ボタンを消す

検索開始には常にエンターキーでの決定を使っていたので、検索ボタンは不要。
そこで検索ボタンを消すことにする。
これはStylish(アドオン)を利用する。

#searchbar .search-go-container {
  display: none !important;
}

これだけだと検索バーの上下幅まで削られてしまうので、paddingで上下に3pxを与えてアドレスバーと高さを揃える。

#searchbar .searchbar-textbox {
  padding: 3px 0 !important;
}

なおセレクタの検索にはDOM Inspectorを利用する。

オプション画面を別窓で表示させる

これも "about:config" で "browser.preferences.inContent" をfalseにした上でFirefoxを再起動させると別窓表示になっていたんだけど、上記のとおりこの項目が削除されてしまったらしい。こちらも同様に Classic Theme Restorer で修正する。

Classic Theme Restorer の設定 (Open options page in a window)

Options page/window > Open options page in a window にチェックを入れる。
デフォルトのサイズは700×670だが、ウチの環境では横スクロールが必要だったので720×670と横幅を若干広めることで対応した。
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