ComicWalkerのダウンロードツールを試す

未完。
まだ成功してない。たぶん何かが足りない。

Rubyをインストール

windows用のバイナリのRubyをダウンロードする。
WinXPで最新版を使うとコケるので、この場合は2.0.0のものを使う。
x64となっているものは64bitOSのもの。無印のものが32bitOS用。

2.0.0-p648.exeをダウンロードした。

インストール

msi形式なのでダブルクリックしてインストールを進めていく。
途中のチェックボックスは3つともチェックを入れる。特に環境変数PATHを通すのは手動だと面倒なので忘れずにチェックを入れておくこと。

確認

インストールが成功したか、環境変数にPATHは通っているかをチェックする。
コマンドプロンプトを起動して以下のコマンドを実行。

> ruby -v

バージョンが表示されればRubyのインストール完了。
ついでにRubyGemのバージョンも確認しておく。

> gem -v

こちらもバージョンが表示されればOK。
RubyとRubyGemのバージョンを確認

インストール先は C:\Ruby200\binとなった。
以下、ここにインストールした環境であることを前提に記述する。

Image Magickをインストール

画像処理を行うためにはrmagickが必要となる。
※ソフトウェアと言っていいのか分からないのでぼかしておく。
そして、rmagickを利用する為にはImageMagickのインストールが前提となる。先にこのImage Magickをインストールする。

といっても、ただ闇雲にインストールすればいいわけではないらしく、rmagickとの相性問題があるらしいのでこれを避けられる可能性の高いバージョンのものをインストールする。

正しいダウンロード先が分からなかったのでグーグル先生に訊いたところ、Index of /packages/ImageMagick/binariesからダウンロード可能なのようなのでこちらから落とす。
ファイル名の説明としては、例としてImageMagick-6.8.7-8Q16x86dll.exeの場合はそれぞれ以下のような意味になっているらしい。

  • ImageMagick-6.8.7-8 : バージョン
  • Q16 : 元画像の精度にこだわるならQ16を。搭載メモリが貧弱な場合はQ8推奨
  • x86 : 対応OSのビット数。32bit版はx86で、64bit版はx64を選択すること
  • dll : ImageMagick単体のみで使うか外部から呼ぶか。今回はDLL版を選択すること

今回はrmagick_2.15.4と相性がいい"らしい"ImageMagick-6.8.7-8-Q16-x86-dll.exeをダウンロードし、インストールを行う。
インストール中で出てくるチェックボックスでは以下のものにチェックを入れておく。

  • Add application directory to your system path
  • Install development headers and libraries for C and C++

その他の項目へのチェックは任意で。今回はこの2項目以外のチェックを外してインストールした。
インストール先は、C:\Program Files\ImageMagick-6.8.7-8-Q16となった。

type-windows.xmlをインストール

Windows環境で使うには、もうワンステップの作業が必要らしい。
http://www.imagemagick.org/source/type-windows.xmlからtype-windows.xmlをダウンロード。
※右クリックでリンクを選択し、"名前を付けて保存"する。

Image Magickのインストールフォルダ直下のconfigフォルダ(無ければ作る)以下のtype-windows.xmlを上書きする(無ければ無いでいい)。

DEVELOPMENT KITをインストール

rmagickの利用にはコンパイルが必要で、コンパイルするにはDEVELOPMENT KITが必要となるのでこれをインストールする。

最初にRuby本体をダウンロードしたページからDEVELOPMENT KITをダウンロード。
今回は32bitOS環境なのでDevKit-mingw64-32-4.7.2-20130224-1151-sfx.exeをダウンロードした。
適当な場所(デスクトップ)に保存して、ダブルクリック。
解凍先を尋ねられるので後ろにDevKitと付けて解凍を行う。またはDevKitフォルダを作ってその中にDevKit-mingw64-32-4.7.2-20130224-1151-sfx.exeを移動し、ダブルクリックしてそのまま解凍。
解凍時にフォルダを作ってその中に解凍というお節介を焼いてくれないので、散らからないようにフォルダを作ってから解凍すること。

解凍したら C:\Ruby200\Devkit となるようにフォルダとその中身を移動させる。
コマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを実行する。

> cd /d c:\ruby200\devkit
> ruby dk.rb init
> exit

1行目で作業ディレクトリ(作業フォルダ)を移動する。
2行目のコマンドを実行すると以下のメッセージが表示され、DevKitフォルダ内にconfig.ymlファイルが生成される。
3行目はコマンドプロンプトを終了させるコマンド。

Initialization complete! Please review and modify the auto-generated
'config.yml' file to ensure it contains the root directories to all
of the installed Rubies you want enhanced by the DevKit.

C:\Ruby200\DevKit\config.ymlをテキストエディタで開いて編集する。
今回はTeraPadで開いた。

# This configuration file contains the absolute path locations of all
# installed Rubies to be enhanced to work with the DevKit. This config
# file is generated by the 'ruby dk.rb init' step and may be modified
# before running the 'ruby dk.rb install' step. To include any installed
# Rubies that were not automagically discovered, simply add a line below
# the triple hyphens with the absolute path to the Ruby root directory.
#
# Example:
#
# ---
# - C:/ruby19trunk
# - C:/ruby192dev
#
---
- C:/Ruby200

上書き保存したら再度コマンドプロンプトを起動し、上書きがされているかチェックする。

> cd /d c:\Ruby200\DevKit
> ruby dk.rb review

これで C:/Ruby200 と表示されればOK
続いて以下のコマンドを実行する

> ruby dk.rb install

DEVELOPMENT KITのインストールが始まる。以下のメッセージが表示されるとインストールが完了した証なので、> exitでコマンドプロンプトを終了させる。

[INFO] Installing C:/Ruby200/lib/ruby/site_ruby/2.0.0/rubygems/defaults/operating_system.rb
[INFO] Installing C:/Ruby200/lib/ruby/site_ruby/devkit.rb

SSL認証する為の準備を行う

この段階で行う必要はないのだけれど、次のステップで環境変数のPATHの編集と確認を行うので、この段階でやれることをやっておく。

https://curl.haxx.se/ca/cacert.pemからcacert.pemをダウンロード。C:\Ruby200に保存する。
※リンクを右クリックして"名前を付けてリンク先を保存"

環境変数にPATHを通す

インストールの段階で既に設定されているもの、手動で設定しなければならないものがあるので確認しておく。
XPの場合はマイコンピュータを右クリック > プロパティ > 詳細設定タブ > 環境変数 と辿る。

Pathの確認

システム環境変数のPathをクリックして編集ボタンをクリック。中に記述されているコードを全て選択してコピーし、メモ帳などに貼り付ける。

C:\Program Files\ImageMagick-6.8.7-Q16;
C:\Ruby200\bin;

の2つがあるかを確認する。無い場合は手動で追加すること。最後の[;]セミコロンを忘れずに付けること。
なお元から記述されているものは絶対に消さないこと。
消してしまった場合はどうにもならない。諦めてWindowsをクリーンインストールすべし。

手動で追加

システム環境変数に新規で追加する。

[pukiwiki] |変数名|値|h |LEFT:|LEFT:|c |CPATH|C:\Program Files\ImageMagick-6.8.7-Q16\include;| |LIBRARY_PATH|C:\Program Files\ImageMagick-6.8.7-Q16\lib;| |SSL_CERT_FILE|C:\Ruby200\cacert.pem;| [/pukiwiki]

これでrmagickをインストールする準備が整った。

RMAGICKをインストール

Image MagickとDevKitのインストールと、必要な環境変数へのPATHを通したことで漸くrmagickをインストールする準備が整った。
コマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを実行する。

> gem install rmagick

メッセージが表示されてインストールが始まる。

Temporaily enhancing PATH to include DevKit...
Building native extensions. This could take a while...

ここでは何をやっているかというと、以下の3つの処理を行っている。
中でもコンパイル作業に時間がかかるので、フリーズしたかも?と思って諦めずに30分くらいは待てる余裕を持って臨むこと。

  1. rmagickのインストールに必要なファイルのダウンロード
  2. rmagickをWindowsで使うためのコンパイル
  3. rmagickのインストール

この作業でコケる場合はImageMagickのバージョンを変えてみる、環境変数のPAHTを再確認してみる。
それでもダメならコンパイル作業でコケることが多いようなので、自力でコンパイルして乗り切る方法もあるようだ。
Google先生に "rmagick 自力 コンパイル" などでお伺いを立ててみよう。

comic_walkerのインストール

RubyGemsのcomic_walkerをインストールする。
このcomick_walkerのインストールにはrmagickが必要。前提が長すぎる。

> gem install comic_walker

コマンドプロンプトで上記のコマンドを実行すると、サーバーからcomic_walkerのインストールに必要なファイルを探し出してインストールを行う。
インストールが完了したら、以下のコマンドを試してみる。
以下レジェンドの場合。

comic-walker save KDCW_FS01000027010000_68

OpenSSLの認証でエラーが出ている模様。
SSL認証用のPath(SSL_CERT_FILE)は通ってるはずなんだけどなぁ…。
分からないのでここでギブアップ

ことの発端