Nexus6を7.1.1にVer.UPする
タイトルの通り。
Nexus6端末になかなか降って来ないAndroid 7.1.1をadb sideloadを使って強制的にバージョンアップする。
スクリーンショットを添付した方がわかり易いのは間違いないけど、
作業しながら考えたところ、スマホの画面をスマホで撮影できない場面が出て来たので諦めた。
(リカバリモードで起動中にスクリーンショット撮れなかった)
バージョンアップ環境を用意する
必要なもの
- Nexus 6の端末
- Windows7以降のOSを搭載したパソコン(Vistaでも出来るかは未確認。XPは無理)
- USBケーブル(充電時に使ってるヤツでいい)
今回はWindows8搭載のタブレット端末を使用した。
USBケーブルはNexus6に同梱されていた充電用のもの。
タブレット側もMicro-USB端子だったので、セリアで買ってきたUSB端子 > Micro-USB端子の変換ケーブルを使用した。
作業時間は1時間もかからないが、一応どちらの端末もフル充電(近く)にしておいた方が良いだろう。
必要なソフトウェアとファイル
- Minimal ADB and Fastboot – インストール手順は省く
- Full OTA Image – 今回はN6F236Qを使用
- Google USB Driver – ブラウザによってはダウンロードできない場合がある
バージョンアップ手順
- PCとNexus6をUSBケーブルで繋いで認識されるかチェックする
- PCがNexus6を認識しない場合、Google USB Driverを使ってドライバをインストールする
- 一旦Nexus6とのUSB接続を切る(ケーブルも抜いておく)
- Nexus6の電源を切る
- Nexus6のボリューム下ボタンを押したまま電源ボタンを押す > セーフモードで起動
- ボリューム上下ボタンを使ってメニューを操作してRecovery modeを選択
- 電源ボタンで決定し、Recovery modeを起動する
- No Command と表示されたら、電源ボタンを押したままボリューム上ボタンを押す
- apply update from ADBを選択(インストールフォルダ\cmd-here.exe)
- 再度USBケーブルでNexus6を接続
- Nexus6側のディスプレイに
Now send the package you want to apply to the device with "adb sideload <file name>"…
と表示されていることを確認して次の手順へ進む - Minimal ADB and fastbootを起動 > コマンドプロンプトが開く
- Full OTAをダウンロードしたフォルダを開き、zipファイルをコピー
- コマンドプロンプトのウィンドウをアクティブにし、[adb sideload ]を入力(最後にスペースが必要)
- OTAのzipファイルをプロンプトの画面へD&Dするとzipファイルまでのフルパスが自動入力される
- エンターキーを押す
- 100%になるのを待つ
- Nexus6側で Install from ADB complete と表示されるのを確認
エラーが出た場合はエラー文でググる - USB接続を切る
- Nexus6側でreboot system nowを選択して再起動する
- Androidの起動アニメーションが始まり、起動するのを待つ(5分以上かかる場合もある)
- 起動後アップグレードが始まるので、またしばらく待つ
- アップグレード終了後、念のため端末を再起動しておく
この記事の投稿時に手順を確認しながらN6F26Rへ再度強制バージョンアップを行った。
N6F27Cのパッチ当てで躓いたので追記
adb sideload <ファイルパス>.zip
入力後に、error: more than one device/emulator
と表示される場合は、adb devices
を入力して端末のシリアル番号を表示させ、adb -s シリアル番号 sideload <ファイルパス>.zip
とするか、USB接続しているAndroid端末が1台だけならadb -d sideload <ファイルパス>.zip
とすれば端末を指定してsideloadが可能になった。