デスクトップアイコンを縮小表示する
デスクトップアイコンを16×16サイズで縮小表示するソフトウェア「きのこ」を利用して縮小表示し、さらに配置を保存・復元を行う。
デスクトップアイコンを縮小表示する
- きのこ – Vectro
適当なフォルダへ解凍する。
非縮小時に実行すると縮小表示し、縮小表示時に実行すると通常表示に戻る。
Windows起動時には通常表示に戻る為、再度縮小表示を行うにはスタートアップに登録する必要がある。
今回はC:\User Program Files\Utility\kinoko へ解凍し、ショートカットファイルをスタートアップフォルダへ登録した。
デスクトップアイコンの配置位置の保存と復元
デスクトップの左上に整頓表示したい場合は、デスクトップを右クリック > アイコンの整列 > アイコンの自動整列 にチェックを入れればいいが、今回は画面右側にアイコンを並べたいのでアイコン配置位置の保存と、保存した表示情報の復元を行うソフトウェアを併用する。
KH Deskkeeper2007を使ってみたが、「きのこ」と併用してスタートアップに登録して実行するとなぜか配置を保存できない不具合が発生したので、別のソフトウェアを使うことにした。
いくつかデスクトップアイコンの配置の保存・復元ソフトを試してみたところ、AikotanWというソフトウェアが不具合も無く、かつシンプルで使いやすかったので紹介する。
AikotanWの使用準備
適当なフォルダへ解凍。
今回は C:\User Program Files\Utility\AikotanW へ解凍した。
AikoTanW.exeを右クリックを使ってD&Dしてショートカットファイルを作り、リンク先の後ろに" S"を付け、ファイルの名前をSaveに変更。
同様にリンク先の後ろに" R"としてファイルの名前をRestoreとしたショートカットファイルをそれぞれ作成した。
復元設定
Restoreをスタートアップで実行するファイルの遅延システムに組み込み、「きのこ」より後に実行されるように工夫する。
遅延システムはr2 studioのStartup Delayerや、SamurizeのMeter Mathなどを使って行う。具体的には以下の順で読み込む。
- スタートアップ遅延システム
- 「きのこ」 (アイコンの縮小化)
- 「AikotanW」 (アイコン位置の復元)
Windows終了時にデスクトップアイコンの配置情報を保存する
Windowsの終了時に、現在のデスクトップアイコンの配置を保存する。
Windows XP Professionalでの方法を紹介する。
以下の内容ではうまく動作しないことが多いので加筆修正を行いました
- ファイル名を指定して実行 > gpedit.msc でグループポリシーを起動
- コンピュータの構成 > Windowsの設定 > スクリプト(スタートアップ/シャットダウン) を開く
- シャットダウンをダブルクリックし、プロパティを開く
- 追加をクリック
- スクリプト名の右の"参照"をクリックして、先ほど作成したSave(ショートカットファイル)を選択
- または、AikotanW.exeを選択し、スクリプトのパラメータにSとだけ入力する
- OKをクリックし、スクリプトを登録
- OKをクリックし、プロパティを閉じる。グループポリシーも閉じて良い
上記の方法では上手く動作しないことが多いので、普段から使っているTClock Lightのアラーム機能を使うことにした。
元々デスクトップ自体を作業スペースとして使うことが少ないので1時間に1回保存する設定を行った。
具体的な設定方法は以下の通り。
- TClock Lightで表示している時計部分を右クリックし、TClockのプロパティを開く
- 左側ペインのアラームカテゴリ配下のアラームを選択
- 名前を適当に DesktopIcon などに設定、有効にチェックを入れる
- 時と秒の欄を空欄にし、分の欄に05を入力
- ファイル欄に先ほど作ったSave.lnk(保存用ショートカット)へのフルパスを入力(または…ボタンから参照)
- 一定間隔で実行の欄に60を入力
- OK または 適用 をクリック
TClockの起動時に実行にチェックを入れてしまうと、PC起動時にTClockの実行→アイコンの並びの読み込みの順でロードされると並びが初期化されてしまう。
間違っても TClockの起動時に実行へチェックは入れない こと。
これだけは2,3回は確認した方がいいかもしれない。
分を05にしてあるのは毎時0分丁度に時報を鳴らしたり、スケジュール設定をしてある場合が多いのでCPU負荷が高くなる時間を避けた為。
これは環境毎に違うので0でも30でも好きな時間でいい。
また実行間隔を120にすれば2時間毎、30にすれば30分毎に保存するようになる。デスクトップを作業スペースとして頻繁に利用する場合は実行間隔を短くすると良いかもしれない。
これで普段どおりWindowsの終了を行う際に、自動的にAikotanWを実行して配置を保存するようになった。
次回起動時はスタートアップに登録されたAikotanW(に引数Rを加えたもの)が実行され、配置を復元することになる。
普段からデスクトップには極力アイコンを置かないように心がけてはいるんだけど、作業中の一時的なファイル置き場としてアイコンを置かなくてはならない場合もいくつかある。
そんなときに極力すっきりとした表示をさせたかったので今回の作業を行ってみた。